共育者に聴く

21世紀共育ラボでは、

共に育つということを実践されている方を「共育者」と呼び、

​その実践内容をインタビューさせていただくことにしています。

澤野新一朗さんインタビュー vol.2

最終更新: 2019年12月21日


今回も澤野 新一朗さんにお願いしています。連続3回の掲載の1回目では、南アフリカ共和国の大自然とそのエネルギーを伝えるご自身のライフワークのテーマ等について語ってくださいました。(1回目はこちら)2回目となる今回は、ご自身のプロジェクトやその思い等についてです。

澤野 新一朗(さわの しんいちろう)

写真家・南アフリカ共和国観光大使

プロフィール・活動:

澤野新一朗公式ウェブサイト 『Shin-ichiro Sawano』

http://shinsawano.com/

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—— フラワーレメディを応用して写真・映像や音、香りをどのようにお使いになっていらっしゃるかお話していただけますか?

澤野:普通フラワーエッセンスというのは、色々な種類があるストックボトルから選び出してユーザーさん(お客様)に使うのですが、僕の場合は、エッセンスとして採った花や環境、例えば満月、岩山、星なども写真や動画として撮り、その動画の光を参加者に浴びてもらっています。 どういうことが起きるかと言いますと、前回お話ししたように、光や色というものも目からだけではなく、音と同じように皮膚自体が吸収しています。医学的にも証明されています。薬事法もありますので効果とは言いませんが、大きく変化を感じたのは、今から10年ほど前のことです。こころを病んでいてずっと引きこもっていた男性から電話で相談したいことがあると言うので、那須のスタジオに来てもらいました。彼のお話を聞いたあとに、実は南アフリカからこういう花の光を持って帰ってきているけど浴びてみますかと聞いてみて、30分くらい何十種類かの光を浴びてもらいました。すると、元気になられて、あとから連絡がきたところ彼のお話から、何かしら光を浴びるということが心身に影響を与え変化が起こることをその時に実感できました。 やはり現代人はどうしても人工光の下にいることが多いです。例えば化粧品会社が紫外線に当たるのは有害と言いますが、実際人間の肉体を作るためにはある程度紫外線・太陽光線も必要なわけです。そういう自然界の光が不足しているのではないかと感じていた中で、デジタルのツール、パソコンやビデオプロジェクターを通して光を浴びてもその男性のように何かしら心身に影響するということは、自然界の情報がデジタルツールを使っても載っていると感じたのです。 写真展でも全身で感じてもらう写真展、単に展示してある写真を観てもらうだけではなく、作品を撮った場所の自然界の音、光というものをスペースの中に充満させて、現地の気配を再現させることを今やっています。

—— それこそ目に見えない気配ですね。

澤野:それを見るとか理解するではなくて、感じてもらうということをやっています。

—— 本人がそんな気配を意識しなくてもどこかは受け取っているわけですよね。

澤野:そうです。そこの空間はなんか違うなとか。本来人間は、こういう現代的な生活をする前、自然と接して生きていた時代は、みんな感じていたと思います。第六感といいますか、五感が鋭かったと。そういうものは壊れたのではなく、今は眠っているあるいは忘れてしまっていると思います。だからそれを蘇らせ、思い出す一助になればと思います。 光や色・音がどのように心身に影響を与えているのか、その研究が残念なことに日本では非常に遅れています。現代医療だけに頼らず、人間が本来内在しているホメオスタシス(自然治癒力)を喚起させる役目に少しでもなれたらと願っています。

—— 今日お話してくださったいろいろな素敵なことを使って、これから「共育」という観点でどのようなことをされていこうと思ってらっしゃるのですか?

澤野:普通の「教育」、今までの学校教育というのは、これは理科これは社会これは数学とか体系化されています。僕はアフリカに行って花だけではなく人間を撮ったりしますけれども、そういう写真や音楽を紹介するには、社会的なことやサイエンス、数学的なこと、宇宙のリズムとか、そういったものが一つのテーマに対していろいろと多角的に入ってきます。そういうのをこちらから教えるだけではなく一緒に感じてくれてアハーっと思ってくれたことをまた僕自身がフィードバックしてそこに喜びを感じるとか。。。

—— 相手が感じたり、変わっていく姿をご覧になって、それが澤野さんの喜びでもある。

澤野:「共育」は共に育む、育てると書きますけど、僕のは「きょう」の字が「響く」という字かもしれません。「響育」。他のところで、「共有」というのは共に有ると書きますが、「響有」という響き有るという字を使ったことがあるのです。 今回「21世紀共育ラボ」ということで語源を調べてみました。明らかに「教育」というのは一方通行的で「教わる」とか「教える」。共という字の「共育」の場合は、二人いる中で、共有して何かをするということ。響くという字の「響育」の場合は、食が関わっていたのです。食卓で向かい合って楽しむというのが、字の中に入っていたのです。下が「音」。音は日が立つと書きます。そういうのが文字の組み合わせの中に入っていて、要するに共有共鳴響き合うということがあるのです。 そういうことで、僕が感じる「共育」というのは、単に一方通行に教えるのではなくて、伝えたことに対してどんなレスポンス(反応・反響)が返ってくるかという循環です。僕自身も教わっているような、そういうポジティブな循環がお互いに生まれてくるのを感じています。

—— それを実現するために何か今後のプロジェクトとか、お考えはありますか?

澤野:僕はまずドクターと研究を組みたい。以前ある研究室でフラワーエッセンスのセッション中に脈と自律神経を、光を浴びる前と後で測定して、コンピューターで全部集計してくれたのです。そのとき先生から、落ち込んだ気持ちを明らかに中庸にもってくる、逆に落ち着かないハイな気持ちを落ち着かせる、そういうのがこの光の中にあるのではないかというコメントをいただいたが、それ以降やってないのです。僕はやはり今の科学でエビデンスとして証明できるように医師と関わりデータを取りたいです。具体的にプロジェクトというのは、これからいろいろな人に出会っていく中でできていくのではないかと思っています。

—— やはり出会いを通して、誰かと響き合うということですかね。

澤野:そうです。今これだけ混乱しているというか激変の時代だからこそ、今までにないもの、今まであったもののただの寄せ集めではないものが生まれてくる可能性がすごくあると思います。

—— わくわくですね。

澤野:そうです。わくわくすること。花園に行くとみなさん子どもに還ったようにわくわくするわけです。大人気ないとか何とかいうものではなく、嬉々として年齢とかを超えたものです。あえて言えば、見えないもの聞こえないものは無いのではない。あるのだ、ということですね。無いから否定するのではなくて、見えないところに何かある。聴こえないところに何かある。人間の今までの知識とか何かを超えたものというのがこれから重要になってくる。

—— 素敵ですね。それがこれからキーになってくる。

澤野:そう思います。別に過去を否定するものではない。例えば、僕が今取り組んでいるのは、世界で一番薄いという和紙、それに最先端のプリントをして、それにまた日本の伝統技である金箔やプラチナを貼るという、今までにない新しい写真の表現です。まずアメリカから発表していこうとしています。カッコいい言い方をしますと「トラディション・アンド・フューチャー」。今までの伝統的なものだけの表現方法だけではなく、新しいものと融合させて、さらに未来へつなげていくというものをやっていきたいと思います。

—— 過去も伝統も肯定した上での未来があるということですね。

澤野:そうです。僕は写真がスタートですが、写真というのは、真(まこと)を写すと書きますでしょ。真を写すと考えると、英語で言うフォトグラフィーとはニュアンスが違うと思っています。フォトグラフィーというのは、フォト(Photo)、単に写して、グラフ化する。写真というのは、真実を写すことなのです。コピー・オブ・トゥルース(copy of truth)。

—— そこに何かすごく深い東洋的なものを感じますね。

澤野:もっと精神性やアニミズムとか、写真というものが欧米から来たとき江戸末期の人が、写真を撮られるというのは魂を抜かれると思って怖がったことは、ある意味真実であると思います。

—— 澤野さんが大切にしている言葉あるいはモットーは何ですか?

澤野:一回生起(いっかいせいき)、一期一会と同じようなことですが、この時この瞬間に生まれるもの、それは何かというと、お互いの中から生まれる。一人ではなく相手がいる、その中に生まれてくるもの。でもその時、生まれて消えていってしまうかもしれない。

—— その場のライブのものですね。

澤野:ライブです。例えば寄席や語り部はCDで聞いてもダメなのです。聞き手との空気というか、「間(まあい)」から生まれてくるものがあり、徐々に変化しているわけです。それを大切にしたいです。

—— 素敵です。このお話もまさにそうですよね。ここでしか生まれなかった何かかもしれないですね。

澤野:それは過去にもあるわけでも未来にもない、でもここから新しい未来が生まれてくるわけです。それが一回生起と思います。

—— 今この瞬間に全てがありそこから未来が生まれること、心に留めておきたいと思います。

(インタビュアー・長岡 純)

【イベント情報】

2018/7/1 「澤野新一朗氏による音と光のエネルギーセッションとフラワーエッセンスセッション」はこちら【終了】

2018/7/16 「澤野さんのフラワーエッセンスと光と音のエネルギーセッション」はこちら【終了】

2018/7/27 「親子で浴びよう♪南アフリカのパワフルな光の映像&フラワーエッセンスの会」はこちら【終了】

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