共育者に聴く

21世紀共育ラボでは、

共に育つということを実践されている方を「共育者」と呼び、

​その実践内容をインタビューさせていただくことにしています。

矢作直樹さんインタビュー vol.1

更新日:2019年12月21日


第1回は、矢作直樹さんにお願いいたします。矢作さんへのインタビューはこれから隔週で3回に渡って掲載されます。

矢作 直樹(やはぎ なおき)

東京大学名誉教授・医学博士

プロフィール・活動:

『矢作直樹公式ウェブサイト』 http://yahaginaoki.jp

—— まず、矢作先生にとって「共育」とはどういうことでしょうか?

矢作:共育といった場合には事実を知ること、知識も基本になりますが、目的というか個々人にどういう志を持ってもらうかというところが一番重要なのだと思います。

—— では、その事実や目的を知ることが、まさに共育されているということなのでしょうか。

矢作:やはりみんなによりよい日本人、当然世界への影響も有形無形ででてくるわけでしょうけど、よい日本人として生きていくためにというのが目的ですね。そうすると当然いわゆる先祖や天への感謝、いわゆる敬神崇祖といったこと、そして感謝から今度は誇りというのがでてくるでしょうし、喜びとか安寧ですね、そういうのがみな伴ってくると思うのです。自分が何かということを知ることは基本でしょうね。

—— 自分が何かを知るということは非常に基本ではありますが、逆にものすごく難しいことと思うのですが。

矢作:あまり難しく考える必要はなくて、できることからやっていけばよいと思いますね。完成形を求める必要はないと思います。

—— 具体的に自分が何かを知るという方法の中で、先生がお勧めしてらっしゃることはありますか。

矢作:いろいろあると思います。神話を含めて過去のものであるとか、あるいは今に残る史跡、もちろん過去の人による伝承からでもよいでしょう。

—— そういう歴史背景の中から今もずっと続くものということですね。

矢作:そうですね。過去から今にいたるまでのことを知るにあたっての基本的なある程度の理屈付けとしての科学も役に立つでしょうね。